お気に入りの場所で



鶴見区から南区に移り住んで12年が経つ。

小さい頃から祖父母に会いによく来ていたので馴染みがあり、
今ではこの町の雰囲気が気に入っている。

祖父のお墓参りへ行く時にいつも通り過ぎる公園の丘にそびえている
1本の大きな木がいつも気になっていた。
・・・なので最初の散歩はここの公園だった。

気になっただけあり、丘の木によりかかりながら見下ろす
南区の町並みや遠くに見える横浜らしい風景はすぐに私の
お気に入りの場所となった。

嫌なことがあってもここにいると気持ちが落ち着いてくる。
そして好きなだけボケーっとできるラッキー



昔、友達から
”いつも遠いところへ旅するのもいいけれど、
身近にあるいいものを見るのことも大事だよ。
あなたは近くにあるいいものを見ようとしていない・・・”
と言われたことをボケーっとしていた時にふと思い出し、
四季を通じてこの丘にそびえる木の姿や丘から見える風景を撮りはじめた。



日の出と共に浮かび上がる横浜らしい風景、
天気で変わる空と雲、日沈後の空のグラデーション、
夜になればネオンや家からの電気の明かりが夜景を作り出す。
春には桜が咲き、夏には緑が豊かになり蝉が鳴き、
秋には紅葉が美しく、冬には葉が散り空気が凛とする。

同じ場所なのに時間帯、季節が違うと見え方が様々。

当たり前なことだけど、実際に目にしてみるとそれは
私にとっては すごい感動的な発見だった。

繰り返される毎日だけれど、同じ瞬間は2度はない。

そしてこの風景は私の生き方でまた感じ方も見え方も
違ってくるのだろう。



当時は友達の言った意味が深く理解できていなかったけど
やっとやっと10年以上も経ってわかることができた。

ありがとうの気持ちを伝えたい。


旅の足跡 〜柳川〜



九州の柳川。
最初に来た時は今から12年程前。
親戚のおじさんにご馳走してもらった大好きな鰻。
この感激の味が忘れられず”鰻のせいろ蒸し”を求め
ルンルンの足取りで本吉屋の暖簾をくぐっていく私。
鰻の白焼き、肝吸い、せいろ蒸し・・・大満足のランチ。

そして忘れられなかったのはこの町の雰囲気。
どんこ舟に揺られながら柳川下りが終わり
のんびり散歩しようとすると気になるアトリエが。
覗くとちょっと暗めの店内に人の姿をした人形がでんと座っている
・・・入りづらい。でも気になる。・・・

結局気になって入った。
人形だと思っていた物体はアトリエの人だった・・・。
「ご自由に見てね」の言葉でリラックス。
絵のことは全くわからないけど、ここに飾られた絵は
私にとっては自由な いい感じの絵だった。



アトリエの名前はパントール。
夫婦で絵を描かれている。とてもやさしい空気感をもったお二人。
一緒に話していると ふんわりと楽しい気分になってくる。

気になる言葉が目に付いた。
「似顔絵、デッサン描きます」
この二つの違いは何だろう???
似顔絵というのは描き手が肉眼的に見た通りの絵で
デッサンはモデルに対しての描き手の想いが入るのだそう。

当然 私は柳川でお二人に出会えた旅の記念として
それぞれにデッサンを書いてもらった。

ちょっと話すつもりが、
時間が経ったことを忘れるくらいに話しが盛り上がり
私の柳川の旅はここで終わった。こんな旅も面白い。

どんこ舟で柳川上りをして帰る時にはお二人のお見送りつきラッキー



お二人は今でも時々”元気かな〜?”と電話をくれる。

フォトレッスン



大親友のKZが勤めるフラワーアレンジメントのアトリエ U&Tse。
”ウーツェ”と読みます。

思ったような写真が撮れない!何故?・・・という疑問を
解決するために写真のレッスンをしてきました。

当日は6名のスタッフが揃い 皆 ”マジモード”で
講義を聞いています。露出や感度の説明に加えて
モード切替ボタンの位置なども説明。途中で「そうかぁ〜」
「なるほど〜」などちゃんと理解をしてくれている嬉しい
言葉が聞こえてきます。そして質問も次々出てきます。
学生の頃、学校の先生が口にしていた”いい質問だね〜!”
と言う気持ちが理解できてしまったのでした!
あとは撮ってみよう!というところでこの日はタイムオーバー。
少しでも 綺麗なアレンジメントの写真を撮って
U&Tseの良さをアピールしていってもらいたいですラブ

U&Tseが作りあげるフラワーアレンジメントは可愛くて、
でもそれだけで終わらずにちゃんと大人の雰囲気があって私は大好き。



今回、白をメインにした花束を頂きました。
奥で隠れてしまっているけど最近のお気に入りの
アジサイもちゃんと入ってる!
ちょっぴりブーケのような感じが意味深・・・

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